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尾瀬が原の池溏データベースによる…

尾瀬が原の池溏データベースによるヒツジグサとオゼコウホネの16年間の分布消長

Change of Distribution of Nymphaea tetragona Georgi and Nuphar pumilum DC. var. ozeense H. Hara (Nymphaeaceae) in an Interval of 16 years on the Basis of Pool Catalog Database of the Ozegahara Moor, Central Japan

1994年から1997年まで行われた福島・群馬・新潟三県合同尾瀬総合学術調査の成果として、1982年に発表してあった尾瀬ケ原の池溏地図および池溏カタログを改定した(Kanai 1982、金井 1998)。この結果いくつかの池については追加、統合、分離がおこなわれ、それに伴って池溏番号の改廃や新設がなされた。結果として、Kanai(1982)では1539であった池溏の数は1843となった。増加の主な理由は、Kanai(1982)では一時的な「水たまり」とみられるものを無視したのに対して、金井(1998)では現場での識別の便宜のために、水のたまっているところはすべて池溏と見なしたためである。池溏番号は尾瀬ケ原の諸現象を永続的に記録することを目的として、Kanai(1982)との整合性を損なわないように配慮した。池溏地図の全体図は縮尺約4000分の1で、新たにケルミ(畝状の高まり)、リュネ(ごく小規模な流路)、樹林や藪と原の境目、池溏内の島を描き加え、等高線を宮脇・藤原(1970)から模写したうえ、位置記録の便宜のため経緯度目盛りを付加した。これとは別に池溏番号識別のための、同縮尺の索引図を用意した。これらの地図は、林野庁の空中写真「奥利根no. 703、C4 - 20、C5 - 3. 25, Oct. 1974」の10倍伸ばしをトレースして分布図を作り、それを集成して全体図としたものである。

この地図を利用して特性の池溏を検出するため、それぞれの池の中央部の位置を秒の単位で読み取り、池溏カタログに記録した。池は大きさも形も千差万別であり、秒以下の精度の読み取りは無意味なので、異なる池でも位置としては同じに表現せざるを得ないもの少なくない。

この池溏カタログの基本データを分布図作図プログラムKLIPS(金井1976、1979a)で読んで、他の位置を作図することができるようにした。池の大きさや形までは描くことはできないが、主な流路や木道も一緒に描くので、池単位の分布現象の概略を認識することができる。Fig.1.Aに、本報で用いる田代名とその記号を示す。Fig.1.Bに、すべての池溏の位置を示す。記録された池溏の数は1843であるが、位置座標の重複のために、図上では1103が描かれている。この程度のサイズでも、既に知られていることではあるが、池溏は流路沿いではなく、その間の高まりの上に分布していることが見てとれる。

尾瀬ケ原の総合学術調査はこれ迄に3回行われており、第2次、第3次については金井により池溏地図とカタログが作成されている(Kanai 1982、金井1998)。第1次については西条ら(1954)による部分的な記録があるが、調査の目的が異なるため、池溏カタログと整合性をもつデータは少ない。しかし継続的記録という観点から、そのデータもできる限りカタログに取り込んだ。

金井の調査の目的は、ヒツジグサ、オゼコウホネ、ミツガシワ、ジュンサイの水生植物4種の分布の変化を、長期的に記録することにあった。第2次と第3次では約16年の時間差があり、その間に認められた分布の消長は、金井(1998)に述べられているが、ここではヒツジグサとオゼコウホネについて、分布図作成ソフトを用いて図示説明する。

その前に、池溏があるからといって、ヒツジグサやオゼコウホネがどこにでも存在しているわけではないFig.2、3参照)。田代ごとに両種の存在する池溏の数と割合をTable.1に示す。これら植物の有無は、他の大きさや形にかかわらず、一株でも視認されれば「アル」として記録したものである。調査はすべての池溏に足を運んで行ったが、大きな池溏や輪郭が複雑な池溏では、せいぜい3箇所からの視認で判断しており、場所柄および時間の制約のため、丹念な調査はできなかった。ヒツジグサとオゼコウホネの浮葉による識別は、遠方からの視認ではきわめてまぎらわしく、見落としや誤認は避けられない。とくに水底に根出葉のみが存在する場合(そういうケースは稀ではない)には、判断に苦しむことが多い。したがってTable.1の数字は、かなり大ざっぱなものと考えるのがよい。

広窪田代(HI)は、第2次調査では調査していない。ヨシッポリ田代(YO)には、調査対象となる池溏が見られなかった。

ヒツジグサとオゼコウホネの分布状況

ヒツジグサ:分布を第2次調査と第3次調査について示すFig.2A、B。下田代(KS、MS)には池溏は少なくないが、ヒツジグサをはじめ浮葉性水草の分布は極めて少ない。また山の鼻田代(YA)にもヒツジグサが少ないのは、隣接する上田代(KA)における、多さと比較して意外である。また猫又川の北側では、泉水田代(SS)には多産するのに、背中あぶり田代(SA)と東背中あぶり田代(HS)には全く産しない。広窪田代(HI)についても、ヒツジグサは認められなかった。

オゼコウホネ:分布を第2次調査と第3次調査について示す(Fig.3A、B)。上田代(KA)には比較的多く、西中田代(NN)西部、中田代(NA)、北下田代(KS)も散在する。猫又川の北側の背中あぶり田代(SA)には多く、東背中あぶり田代(HS)にもわずかに産する。泉水田代(SS)には認められない。広窪田代(HI)では1か所にのみ認められた。

分布の変動

Table.1に、同じ池溏で第2次調査で記されなかったが第3次調査ではその種が記録された場合を「進出」とし、その逆の場合を「消失」として池溏の数を数えた結果を示す。総計としては、ヒツジグサは進出数に対して消失数が約1/3である一方、オゼコウホネは逆に、進出数に対して消失数は約3倍に達している。とくに上田代(KA)での両種の交代は顕著である。

ヒツジグサの場合、Fig.2では量が多いため、第2次と第3次の間の変化ははっきりしない。そこでデータベースから進出と消失のデータのみを取り出してFig.4A、Bに示す。こうしてみると冒頭に述べた誤認の問題があるとしても、上田代におけるヒツジグサの進出が顕著に認められる。とくにその南西端において著しい。オゼコウホネではFig.3AとBを比較すると、中田代(NN、NA)と下田代(KS、MS)の分布にはさしたる変化はないが、上田代(KA)では減少が目につく。Fig.5A、Bに、進出と消失の状況を示す。ヒツジグサと対照的に、上田代における消失が著しいことがわかる。これらの結果、上田代において、ヒツジグサとオゼゴウホネが急速に交代していることが明らかになった。ただし調査時点が2点しかないため、この「進出」や「消失」がそういう方向性を持つものかどうかは、判断しかねる。

考察

原・水島(1954)は第1次調査報告で、「両者が同じ池に生えている事は稀である」としている。ついで原(1980)では「25年ぶりに尾瀬ケ原を調査して、私を一番おどろかせた変化は、オゼコウホネとヒツジグサとが一緒に生えている池が数多く見られたことであった。前回の研究報告書に明記されているように、当時この両種は住み分けているように見え、同じ池に両種がはえていることはきわめて稀で例外的と考えられていた…ところが現在では両種が一緒に生えている池は、中田代などではごく普通に見られるようになった」と記されている。また原(1981)でも「1970年頃までの調査ではオゼコウホネとヒツジグサとは別の池に生育し住み分けているように見られたが、今回の調査では両種がしばしば同一池の中に生育しているのが観察されたことは注目すべき変化である」と記している。同じことはHARA(1982)で “It is note-worthy that both plants are now growing often in mixture in the same pond especially in Kami-tashiro. ” と述べられている。原(1980)で「中田代」とあったものがHARA(1982)で「上田代」となったのは、原(1980)の現場での印象をKanai(1982)の原稿によって修正したためと思われる。

両種の住み分けから共存への経過を跡付けるため、両種が単独で見られる池溏と共存している池溏の数を第2次、第3次について調べたTable.1 E、F。しかし共存する池溏の増加は認められなかった。原が述べるような変化があったとすれば、第2次調査以前のことと考えられる。

分布の変遷を考察するとき、もっとも重要な条件は散布法である。オゼコウホネは熟果が水面で裂開して、スポンジ状の仮種皮に包まれた種子を水面に浮かべるが、仮種皮は数時間で溶けて種子は沈む(金井 1979b)。ヒツジグサの熟果は水中で裂け、同様な形態の種子を浮かばせるが、1日で沈む(中西 1994)。したがって止水性の池溏では、広域的な散布は期待できない。原(1980、1981)は「推測が許されるなら」と断ったうえ、果実の成熟期に大雨による溢水がおこる、というケースを想定している。しかしこれでは近距離はともかく、ドーム状の田代間の散布は考えにくい。

次に考えられるのは鳥散布である。輪郭の複雑な池溏では、指先状に突出した入江の一番奥にヒツジグサが生えている、という光景にしばしば出会う。その理由として、水鳥がこの入江を利用して上陸する際、体に付着した種子を落としてゆく、あるいは排泄物として種子を落とす、ということが考えられる。しかし鳥散布だとすると、原一面に方向性なく散布されると考えるのが自然だろう。猫又川の北側の背中あぶり田代(SA)、東背中あぶり田代(HS)にはオゼコウホネのみが分布し、すぐ対岸の上田代(KA)に多産するヒツジグサの進出は見られない。下の大堀の南側の広窪田代(HI)でも同様である。逆に泉水田代(SS)にはヒツジグサのみが豊富で、オゼコウホネは全くみられない。これらのことから、鳥散布と考えるには無理がある。

原・水島(1954)は長蔵小屋主人平野長英氏の談として、尾瀬沼ではヒツジグサは最近になって突然現れた、ということを伝えている。ヒツジグサやオゼコウホネの散布法については、今後研究すべき課題である。生育条件を含めてこれを解明することによって。分布の変遷についての説明がつけられるようになるだろう。

ヒツジグサの進出とオゼコウホネの消失は上田代(KA)で最も顕著であるFig.4AFig.5B。上田代は幅が狭く、尾瀬の訪問者が最も集中するところなので、「人為の影響」と疑われやすい。しかしながら上田代におけるヒツジグサとオゼコウホネの分布の変化は、総合調査の初期から気付かれてきたもので、現在のヒツジグサの進出は木道から最も遠い上田代の南西靖で顕著に起こっていることから見ても、直ちに「人為の影響」と考えるのは性急である。

ヒツジグサとオゼコウホネが共存した場合、オゼコウホネの衰退をまねくのではないかと考えた。第2次調査で両種が共存していた池溏104のうち、第3次調査でも両種が共存していた池磨は46、ヒツジグサのみが残ったものは54。オゼコウホネのみが残ったものは4、両種とも消失した池溏は0であった。このことから、オゼコウホネはヒツジグサとの競合では不利であると考えられる。もし将来、オゼゴウホネのみが産する背中あぶり田代ヘヒツジグサが進出することがあれば、次第にヒツジグサが取って代わることになると推測される。尾瀬沼の例から見ると、原因不明のそういう突然の進出の可能性は否定できない。

このような現象の追求には、世代を超えた継続調査と、それを可能にする記録手段の確立維持が必要である。それが整っていなかったために、原のいう「住み分け」と「共存」の変化をつかむことは、既に不可能になってしまった。また「自然保護」「景観保全」を目的とした移植も、われわれには察知できない進行中の自然の遷移にどういう影響を与えるかがわからないので、慎重に配慮せねばならない。このことは、現在行われている下田代やアヤメ平での人為破壊の修復事業に、疑念をはさむ意図は毛頭ないことをつけ加える。しかしながら、いわゆる「花ゲリラ」の行動は、とかく美談化されがちだが、尾瀬に限らず、最近話題になるブラックバスやブルーギルの確信犯的放流は、その最悪の例である(矢野2001)。こういう観点から制止の雰囲気を作る必要がある。

引用文献
原 寛 1980. 高等植物フロラの変化と追報. 尾瀬ケ原及び周辺地域の総合的調査研究-文部省科学研究費成果報告書:43‐15.
原 寛 1981. 尾瀬地方の高等植物フロラ. 生物科学33(4):169‐174.
原 寛、水島正美 1954. 尾瀬地方の高等植物フロラ. 尾瀬ケ原:401‐479.
Hara H. 1982. Vascular plants of the Ozegahara moor and its surrounding districts. In Hara H. et al. (eds.). Ozegahara:123‐133.
金井弘夫 1976. 分布図の自動作図. 日本生物地理学会会報. 31(5):33‐40.
金井弘夫 1979b. オゼコウホネの種子散布. 植物研究雑誌54(1):27‐29.
金井弘夫 1998. 尾瀬ケ原の池溏地図と水生植物5種の分布消長. 377‐471 + 6 folded maps. 尾瀬総合学術調査団.
Kanai H. 1982. Pool catalog and aquatic plant distribution in the Ozegahara moor.
In Hara et al. (eds.),   Ozegahara: 47‐74 + 5 folded maps.
宮脇昭、藤原一絵 1970. 尾瀬ケ原湿原植生図. 国立公園協会. 尾瀬ケ原の植生
中西弘樹 1994. 種子はひろがる. 平凡社. 東京.
西条八束ほか 1954. 尾瀬の陸水Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ. 瀬ケ原:110‐127.
矢野亮 2001. ギルとバスの密放流が生態系を撹乱. 国立科学博物館ニュース(390)28.

[植物研究雑誌77(1):38-46(2002)]

Fig3は省略した。

『金井弘夫著作集 植物・探検・書評』コンテンツ一覧▼ 目次(青字)をクリックすると、各文をご覧いただけます

金井弘夫博士著作集に寄せて 東京大学名誉教授 大場秀章 / あとがき

第一部 時代の記憶・探険の記憶

最後の旧制高校生の自分史
理化館の焦げ茶のタイル
インドで見たこと聞いたこと
  • はじめに
  • 夏休みは4月
  • 「古」新聞の値段
  • 街頭の商人達
  • 乞食
  • ボクセス
  • 良いお金と悪いお金
  • お茶
  • オナラ
  • 立小便
  • 近づくほど遠くなる
  • 踏切に錠前
  • 汽車
  • バス
  • 市電
  • インド人という「民族」
  • アッチャー
  • タバコ
  • お酒
  • ビール
  • ウイスキー
  • ラム
  • チャン
  • マフア酒とヨーグルト
  • 朝のお祈り
  • 国境侵犯
  • 二人のリエゾン・オフィサー
  • シェルパたち
  • アンプルパ
  • トゥンドウ
  • プルバ・ロブソン
  • テンバ・シェルパ
  • 女性たち
  • ラマ教
  • 山で一番こわかったもの
  • お菓子
  • 名前
  • 宿屋
  • インドの道の良さ
  • フェリー
  • 交通法規
  • カストムハウス
  • 風呂
  • 拍子木たたき
  • バルカカナの日本人
  • ボダイジュの借り倒し
  • タテガミのあるブタ
  • 封蝋
  • 食いもの
  • カースト(階級制度)
  • デモ
  • 鶏と卵
  • 切符を買う
  • 街路樹
  • 事故
  • インドの英語
再びインドの植物を求めて
  • 悪路に悩む採集行
  • ヒマラヤで見る段々畑
  • 調査成果の一端
西北ブータンの山々
  • 入国手続き、旅行許可など
  • 入出国の経路
  • 国内の輸送、通信、シェルパなど
  • 物資の調達
  • 気候
  • 地図、コースについて
  • チンプウ-トンサ
  • 観察されたピーク
  • 集落
  • 通貨、賃金
フィニッシュの話
  • 失せ物が出た
  • 通関書類、フィニッシュ
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  • ミソとストーブ、フィニッシュ
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  • チニ、フィニッシュ
  • サーダー、フィニッシュ
  • ポーター、フィニッシュ
  • 道路とジープ、フィニッシュ
  • ブルカー、フィニッシュ
  • 標本、フィニッシュ
  • 道路、もうひとつのフィニッシュ
  • シェルパ、フィニッシュ
  • トラック、フィニッシュ
東ネパール調査(1963年)点描
  • チャッシガレ!
  • おまじない、ハチ
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ネパール通信1
  • カトマンズ(1)
  • フルチョウキ
  • カトマンズ(2)
  • チュリア・マハバラトの旅
  • ゴサインクンデの旅
  • ボダイジュのほこら
  • カトマンズ(3)
  • ロルカニの旅
  • カトマンズ(4)
  • チリメ、ランタンの旅
  • チャンドラギリの旅
ビル・ニガントゥに見られる米の記事
ネパールの滝の数
ネパール通信2
  • 自動車事故のはなし
  • 創立記念パーティー
  • カリンチョークの旅(1)
  • インドラジャトラ
  • カリンチョークの旅(2)
  • チュリアの旅
ヒマラヤ植物調査の今昔
日本・ネパール協同植物調査史 1960-1980 [英文]
『冒険家族ヒマラヤを行く』訳者あとがき
パプア・ニューギニアの話
  • 交通
  • 食べ物
  • 人々
  • コトバ
  • 古戦場
吉川英治文化賞受賞のことば

第二部 植物の観かた・残しかた

野外観察会のこと
日本植物の分布型に関する研究(2) ヒメマイヅルソウの分布型と変異
オゼコウホネの種子散布
ヤマモモの仁
クヌギの落枝
スベリヒユは対生
猪突猛進するチガヤの地下茎
ササの葉鞘
ケヤキの落葉現象はあったか
笹舟は沈む!
ミャンマーのドクウツギ属植物Coriaria terminalis Hemsley とその西限産地
ブータンのウルシ
植物の動きを見せる
尾瀬ケ原の池塘データベースによるヒツジグサとオゼコウホネの16年間の分布消長
群落の突然の交代
ツタの植物画
ツタの「雨」
国立科学博物館のサクラソウ生態展示
有毒植物を食べる
ミズバショウの果実の味
マムシグサのイモの「味」
ヌルデとネムノキは仲良し?
ビルマの植物学界の一端
部活動と自然観察会
普通な植物を記録しよう
ヒレハリソウ(ムラサキ科)の葉序
アイスマンの弓矢
ツュンベリーと日本のアマチュア植物学 [英文]
誰にでも利用できる標本のために
標本にはラベルを入れよう
標本ラベル論議へのながーいコメント
  • 仮ラベルに関して
  • 本ラベルに関して
  • データベースに関して
ヒートシールによる標本貼付
おしば標本の新しい貼付法
おしば標本貼り付け用ヒートシールテープの自作法
移動式おしば標本棚の得失
  • 改装工事前後の問題
  • 運用上の問題
おし葉製作法の改良
携帯用植物乾燥機について
  • 冨樫板
  • 加圧法
  • 加熱法
  • 標本製作中の注意と標本の出来具合
  • 研究室での使用法
教具教材としての植物パウチカード
生植物のラミネート標本
日本植物分類学文献目録・索引のデータ仕様と検索項目 [英文]
シンポジウム「標本データベースの将来」の感想
  • Herbariumの体制
  • 大学と博物館の違い
  • どうやるか
  • データベースを作ったあと
  • 画像データベース

第三部 ナマエ・データ・ヒト

吉村衛氏による科の和名の新提案
命名規約とオフセット印刷
デチンムル科
「野草」に現れた植物の新名
新和名提示のいろいろなかたち
「ナマエ」を考える
モノの見え方について
東京消失
地名データベースの活用
  • 住吉小学校の「住吉」研究
  • 住吉小学校はいくつあるか
  • 住吉神社はどのくらいあるか
  • 住吉という地名はどうだろう
  • IT化時代の学習
新日本地名索引の内幕
新日本地名索引のはなし
  • どんなものか
  • どうやって作ったか
  • 索引のスタイル
  • よみの問題
  • 分布地図
  • 「鐙」の分布
  • JIS漢字表の問題
学術用語集植物学編(増訂版)の分類学用語改善のための資料
  • 形を表す用語
  • 花を表す用語
データベース仕様と植物学・動物学・農学に共通な植物用語
  • データベース仕様
  • データベース作成の方法
  • 調整を要する用語の方針と方法
保育社・原色日本植物図鑑の観察
Index Kewensis 展開版前文
ネパールの本草書ビル・ニガントゥについて
岩槻邦男氏にエジンバラ公賞
英語教科書に載った西岡京治氏
大村敏朗氏の貢献
原寛博士への弔辞・追悼文
  • 弔辞
  • はじめてのヒマラヤ
若き日の原寛博士の日記
津山尚博士
「訓導」原襄さんの思い出
里見信生さんの思い出
里木村陽二郎先生
山崎敬さんの思い出

第四部 書を評す

地図・地名
  • コンサイス地名辞典日本編
  • 現代日本地名よみかた大辞典 1-6巻
  • 知っておきたい災害と植物地名
  • 日本湿地目録
  • 日本山名総覧
  • FD日本山名総覧「全国版」
  • 数値地図 25.000(地名・公共施設)全国CD-ROM版
学名・用語など
  • 植物学ラテン語辞典
  • 国際植物命名規約1988
  • 植物学名詞
  • 菌学用語集
  • 植物学名大辞典
  • 植物の名前のつけかた植物学入門
  • 日本苗字大辞典
  • 図説植物用語辞典
  • 国際栽培植物命名規約第7版
フィールドワーク
  • 清瀬の自然フィールドガイド春
  • 東京西郊野外植物の観察
  • GPS全日本ロードマップ
  • ヨコハマ植物散歩
  • 東京樹木めぐり
  • 巨樹・巨木
  • ぐるっと日本列島野の花の旅
  • 続巨樹・巨木
  • 地べたで再発見「東京」の凸凹地図
  • 東京大学本郷キャンパス案内
  • 雷竜の花園
  • 秘境・崑崙を行く
  • 中国秘境に咲く花
  • 青いケシの咲くところⅡ
  • シルクロードに生きる植物たち
  • ヒマラヤを越えた花々
  • 幻の植物を追って
  • ロンドンの小さな博物館
  • ヒマラヤに花を追う
  • ヒマラヤの青いケシ
  • 白井光太郎著作集
  • 進野久五郎植物コレクション
  • 来し方の記8
  • 横内齋著作集2
  • 李永魯文集
  • MAKINO80『植物同好会』八十年の歩み
  • しだとこけ 服部新佐先生追悼記念号
  • 小泉秀雄植物図集
  • 籾山泰一先生論文集
  • 私の研究履歴書-昭和植物学60年を歩む- [林孝三]
  • 命あるかぎり-花と樹と人と-見明長門追悼集
  • 中尾佐助文献・資料目録
  • 牧野晩成
  • 沼田真・著作総目録
  • 牧野富太郎とマキシモヴィッチ
  • 牧野富太郎著・植物一家言
  • 誰がスーリエを殺したか1
  • 展望河口慧海論
  • 「イチョウ精子発見」の検証
  • 牧野富太郎植物採集行動録
  • 大雪山の父・小泉秀雄
  • 大場秀章著作選Ⅰ
  • 大場秀章著作選Ⅱ
  • 小原敬先生著作集
  • 植物文化人物事典
  • 清末忠人研究集録
  • 自然と教育を語る
文化
  • 現代文明ふたつの源流
  • 栽培植物の起源と伝播
  • 江戸時代中期における諸藩の農作物
  • 日本の植物園
  • アジアの花食文化
  • いのちある野の花
  • 江戸参府随行記
  • ボタニカルモンキー
  • 菌類認識史資料
  • 植物学と植物画
  • 黒船が持ち帰った植物たち
  • 日本植物研究の歴史
  • 植物園の話
  • バラの誕生
  • 絵で見る伝統園芸植物と文化
  • 江戸の植物学
  • 現代いけばな花材事典
  • 花の男シーボルト
  • サラダ野菜の植物史
  • すしネタの自然史
  • シーボルト日本植物誌 文庫版
地域・フロラ
  • 環境アセスメントのための北海道高等植物目録Ⅳ
  • 宮城県植物目録 2000
  • 秋田県植物分布図
  • 秋田県植物分布図第2版
  • 茨城県植物誌
  • とちぎの植物Ⅰ,Ⅱ
  • 日光杉並木街道の植物
  • 渡良瀬川支流山塊の高等植物 類似植物の見分け方ハンドブック
  • 渡良瀬川支流山塊の高等植物
  • 群馬の里山の植物
  • 群馬県タケ・ササ類植物誌
  • 群馬県植物誌改訂版
  • 館林市の植物
  • 尾瀬を守る
  • 1998年版埼玉県植物誌
  • さいたまレッドデータブック
  • 千葉県植物誌
  • 千葉県の自然誌
  • 富里の植物
  • 続江東区の野草
  • 小笠原植物図譜
  • 神奈川県植物誌分布図集
  • 横浜の植物
  • Yato横浜 新治の自然誌
  • 箱根の樹木
  • 新潟県植物分布図集第6集
  • 新潟県植物分布図集第7集
  • 新潟県植物分布図集第10集
  • 新潟県植物分布図集第1-10集登載植物および索引
  • 石川県樹木分布図集
  • 加賀能登の植物図譜
  • 金沢大学薬学部付属薬用植物園所蔵標本目録 白山の植物
  • 信州のシダ
  • 長野県の植生
  • 長野県植物研究会誌第20号
  • 長野県版レッドデータブック維管束植物編
  • 長野県植物ハンドブック
  • 伊部谷の植物
  • 植物への挽歌
  • しなの帰化植物図鑑
  • 37人が語るわが心の軽井沢1911-1945
  • 近畿地方の保護上重要な植物
  • 改訂・近畿地方の保護上重要な植物
  • 近畿地方植物誌
  • 高山市の植物
  • 改定三重県帰化植物誌
  • 兵庫県の樹木誌
  • ひょうごの野生植物
  • 播磨の植物
  • 平成元年度箕面川ダム自然回復工事の効果調査報告
  • 六甲山地の植物誌
  • 淡路島の植物誌
  • 奈良公園の植物
  • 岡山県スゲ科植物図譜
  • 広島県文化百選 花と木編
  • 広島市の動植物
  • 山口県の植物方言集覧
  • 山口県の巨樹資料
  • 徳島県野草図鑑〈下〉
  • えひめの木の名の由来
  • 福岡県植物目録 第2巻
  • 熊本の野草〈上〉〈下〉
  • 熊本の木と花
  • 鹿児島県の植物図鑑
  • 改訂鹿児島県植物目録
  • 沖縄植物野外活用図鑑全6巻
  • 沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物
  • 琉球列島維管束植物集覧
  • 孤島の生物たち-ガラバゴスと小笠原
  • ブラジル産薬用植物事典
  • キナバル山の植物
  • 韓国産松柏類
  • 韓国植物検索便覚
  • 韓国植物分類学史概説
  • 中国人民共和国植被図
  • 中国天山の植物
  • 雲南の植物
  • 雲南の植物
  • 東北葯用植物
  • ヒマラヤの自然誌
  • ヒマラヤ植物大図鑑
  • ネパール研究ガイト
  • スイスアルプスの植物
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<環境>
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  • 日本タケ科植物総目録
  • 新しい植物検索法 合弁花類篇
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<観察>
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  • 樹木
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  • 描く・植物スケッチ
  • 植物観察入門
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  • 根も葉もある植物談義
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  • 花と昆虫 不思議なだましあい発見記
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  • タンポポとカワラノギク
  • どんぐりの図鑑
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  • せいたかだいおう-ヒマラヤのふしぎなはな
  • コケ類研究の手引き
  • 虫こぶハンドブック
  • 虫こぶ入門
  • ひっつきむしの図鑑
  • 樹木見分けのポイント図鑑, 野草見分けのポイント図鑑
  • 植物生活史図鑑Ⅰ, Ⅱ
  • 絵でわかる植物の世界
  • 「野草」総索引
  • 「野草」植物名総索引 第1巻~第70巻
  • 標本をつくろう
  • わたしの研究 どんぐりの穴のひみつ
  • どんぐり見聞録
  • ほんとの植物観察, 続ほんとの植物観察
  • キヨスミウツボの生活
  • 発見!植物の力1~10
  • 帰化植物を楽しむ
  • 花からたねへ
  • 植物と菌類30講
<標本>
  • 自然史関係大学所蔵標本総覧
  • 国立科学博物館蔵書目録和文編
  • デジタルミューゼアム
  • 牧野植物図鑑の謎
  • Systema Naturae 標本は語る
  • 牧野標本館所蔵のシーボルトコレクション
  • 牧野標本館所蔵シーボルトコレクションデータペース CD-ROM版
洋書
  • Manual for Tropical Herbaria, Regnum Vegetabile
  • The Asiatic Species of Osbeckia
  • Biological Identification with Computers
  • A Geographical Atlas of World Weeds
  • Neo-lineamenta Florae Manshuricae
  • Atlas of Seeds Part 3
  • Alpine Flora of Kashmir Himalaya
  • Botticelli's Primavera
  • Index to Specimens Filed in the New York Botanical Garden Vascular Plant Type Herbarium
  • Elsvier's Dictionary of Trees and Shrubs
  • Medicinal Plants in Tropical West Africa
  • Fodder Trees and Tree Fodder in Nepal
  • Nepal Himalaya, Geo-ecological Perspectives
  • Leaf Venation Patterns
  • Development amid Environmental and Cultural Preservation
  • The Lilies of China
  • Kew Index for 1986
  • Catalog of Moss Specimens from Antarctica and Adjacent Regions
  • The mountains of Central Asia
  • Trees of the southeastern United States
  • A New Key to Wild Flowers
  • Flora of upper Lidder Valleys of Kashmir Himalaya
  • Systematic Studies in Polygonaceae of Kashmir Himalaya Vol.1
  • Flowers of the Himalaya, a Supplement
  • Plant Taxonomy and Biosystematics, 2nd ed.
  • Plant Evolutionary Biology
  • Lilacs, the Genus Syringa
  • Ornamental Rainforest Plants in Australia
  • Forest Plants of Nepal
  • Plant Taxonomy, the Systematic Evaluation of Comparative Data
  • Woody plants
  • The Evolutionary Ecology of Plants
  • The Forest Carpet
  • Cryptogams of the Himalayas Vol.2., Central and Eastern Nepal.
  • Pattern Formation in Plant Tissues
  • Plant Genetic Resources of Ethiopia
  • Leaf Architecture of the Woody Dicotyledons from Tropical and Subtropical China
  • Palaeoethnobotany
  • A Bibliograpby of the Plant Science of Nepal
  • C.P. Thunberg's Drawings of Japanese Plants
  • Temperate Bamboo Quarterly 2
  • Index of Geogrphical Names of Nepal
  • A Revision of the Genus Rhododendron in Japan, Taiwan, Korea and Sakhalin
  • A Bibliography of the Plant Science of Nepal. Sipplement 1
  • The Iceman and His Environment, Palaeobotanical Results
  • The Cambridge Illustrated Glossary of Botanical Terms
  • Handbook of Ayurvedic Medicinal Plants
  • Ethnobotany of Nepal
  • Himalayan Botany in the Twentieth and Twenty-first Centuries
  • Meristematic Tissues in Plant Growth and Development
  • Proceedings of Nepal-Japan Joint Symposium on Conservation and Utilization of Himalayan Medicinal Resources
  • The Orchids of Bhutan
  • Beautiful Orchids of Nepal

書籍詳細

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