国内最初の公式樹名板専門会社としてスタートしてから
正確なラベルをお作りするためは独自の植物専門出版事業を展開しています。
原則としてこれらの出版物に準じたラベルを制作しています(『植物分類表』は部分対応)。
その理由をお話します。
造園のガーデニング化がすすみ、全国一様だった公園緑地に多種多様な植物が植栽されるようになりました。
新たな園芸品種が続々と導入されるなか、緑地向けに生産される種類は樹木だけでも1,500種、葉色や樹形の変わった園芸化も進み、草花を入れると1万種を超え、その数は欧米並みになっています。
しかしその一方で、複数の流通呼称が氾濫し、植物の名前が混乱してしまっているのが実情です。
ですから、多種多様な植物・品種のインタープリター(案内者)として、正しい植物名ラベルの役割がいま最も、重要になっているといえるのです。
「本来の名称を知ることなくして、植物を尊ぶ文化は育たない。
新たな園芸品種が続々と導入されるなか、市民がきちんとした名称知識を持つためにはラベルこそが教科書となり、国際水準の統一基準で正しく表示しなければ、流通呼称で植物名はさらに混乱し、日本の植物文化は遅れてしまう(会長毛藤圀彦)」
植物名称の混乱を防ぐため、国際ルールにもとづいた名称で表記したラベルを普及させることは、私たち植物名ラベル専門会社の使命なのです。
名前を知ることは、すばらしいこと。
すべての花には名前がある。
人が名前を知らずに友達になれないように
名前をきっかけにして、すべて始まる。
だから名前にこだわって仕事をしてきた。
花の「名刺」となる植物名ラベルをつくってきた。
▲ 万葉植物ラベル
植物は大きく2つに分けられる。「野生」と「栽培」
「野生」に生えている植物には、それぞれ文化を持った名前が付けられている。
「栽培」によって人が作りだしたものは「栽培品種」と呼ばれ、多くのブランド品が世に送り出されている。
後者の名前が、意外と難しい。混乱している。
作出者が付けた「正しい名前」がうまく伝わらず、間違った名前で売られていることが多い。
名前を知ることが、すべてのスタート。
正しい名前を知ってほしいから、はこのブランド品の名前を正しくつけていくことに将来つきあっていきたい。
花を「生み出す人」と「使う人」そして「楽しむ人」
これをつなげる役割がラベルである。
新しい花の生みの親が付けた「正しい名前」を広く伝える仕事をしていきたいと思っている。
公園の樹をはじめとして、一般公開している庭(オープンガーデン)でも、きちんと正しい名前が付けられるように
「緑に名前をつけよう運動」を実践している。
・や『国際栽培植物命名規約』『日本花名鑑』ほか数々の出版物の編纂「植物名称研究所」も
この運動のひとつである。
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