ヒトツバタゴ(別名ナンジャモンジャ)
毛藤勤治撮影
私どもが展開している〝緑に名前をつけよう運動〟は、植物の名前を知ることによって、植物との対話の場をつくり、それぞれの植物が持つ個性を認識させるところまでもっていければと考えているのです。こうしたささやかな運動が緑を愛し、植物を大切にしようという精神まで昇華させることにつながるのではないかと思うのです。
(1977年5月毛藤談)
Aboc創業1971年にスタートした〝緑に名前をつけよう運動〟を展開して年ー
地道な運動の輪は全国各地に広がりました。
現在全国500万本の緑に「植物名ラベル」がつけられています。
植物の名前
小学校一年生の子供の宿題に、秋の落ち葉を拾ってくるようにということがあった。 それを聞いたおばあちゃんが、手伝いがてら自分でさまざまな樹木の葉を集めてみたのはよいが、これをどのように説明したらよいのか迷った。
ものの名前
花博会場内の植物に名札を
四月一日の開幕に先立ち、大阪・鶴見緑地の「国際花と緑の博覧会」の内見会に招かれた。相変わらず企業のパビリオンが 幅をきかし、遊戯施設も目立つ。さながら各所で開催されている駅弁博覧会の豪華版プラス遊園地といった様相である。
身近な薬草ずらり70種 二宮
二宮町のJR二宮駅北側にある吾妻山公園にこのほど、薬草園ができ、今月に入って園内の木々には、五百枚の樹名板もつけられた。
樹木の名札新しく
築地にある朝日新聞社の屋上庭園で23日午後、ボランティアグループらによって樹木の名札百四十枚が付け替えられた。の屋上庭園は高木七十九種五百六十本、低木七十種一万二千四百本、草花四十種千九百株が植えられ、四季を通じて葉や花、実が楽しめ、一般にも公開されている。
木の名前覚えつつ 自然公園でゲーム
日曜日の東京・井の頭公園。番号札のかかった木の前に立ち止まり、手に持った紙に木の名前を書いては走り去って行く小学生の姿が目立つ。「何をやっているの」と聞くと、「これはグリーンアドベンチャー」というのである。
木々の名前が気に掛かる―案内板づくり10年、素人の挑戦やっと軌道に
「木に魅せられた植物音痴」
私は植物園や国立公園などの木や草に付いているラベルを専門にこしらえている。ラベルをつくろう、と思い立ったのは十年前で、そのきっかけになったのは、一本の木との出会いであった。ユリノキという美しい名前の木で、和名をハンテンボクという。
公園の樹木に名札を もっとほしい親切心
久しぶりに盛岡を訪れた。駅も立派になり大きなホテルも増え、商店街も見違えるくらい近代化されているのに驚いた。ホテルの人が、「いま桜が満開です」というので、さっそく盛岡城跡にタクシーを走らせた。あちこちに花見の宴が開かれ、カラオケがにぎやかだった。
植物と人間の共存の術を求め続けるエコロジスト社長
ある人のすすめで、新宿御苑でユリノキを見たときひと目でその姿に圧倒され、魅せられたんです。各地でいろいろのユリノキを見ている内に、遠くからパッと見ただけでユリノキだけはわかるようになったんですよ。これは非常に素朴な喜びでそれから僕は植物の名前に対して興味を持ったんですよ。
私たちの街は植物園
「樹木に名札、自然を理解」
「自然に親しむためにはまず身近な植物を知ろう」と、奈良県生駒市の新興住宅、萩の台住宅地の住民たちが、住宅地内の公園や緑道の樹木に植物名のラベルを取り付けた。
パパに代って子供たちに植物名をラベルで教える
たまの休みの日曜日、子供連れで近所の公園に出かけ、「パパ、この木なんの木?」と聞かれて「ウーン」と考え込んだ経験のある人、案外多いのじゃなかろうか。昔の人は生活に必要だったから樹木の名前をよく知っていたが、最近は生活が都市化して名前を知らない人が増えている。
木の名前 花の呼び名
今年の桜は、もちがよかった。いや、我慢強かった、というべきかもしれぬ。 見頃といわれていた四月の第一日曜日は雨が降って、もう散ってしまったが、と思っていたのに、第二週の日曜日になってもまだ花が咲いていた。今年の冬は寒くて長かっただけに、どの桜もなんとか花を満喫してもらおうとし、花を散らすまい、と必死で努力していたようにも見えた。
木登りできる木は15%だけ 小学校調査
都内の小学校で、子供たちがよく木登りする木があるのは、わずか一五% ―。学校に樹名プレートを贈ったり、樹木を鑑定する会を開くなど“木と仲良しになるキャンペーン”を進めている財団法人サンワみどり基金(渡辺忠雄理事長)はこのほど東京と大阪の小学校を対象に、学校と緑の関係を調べた報告書をまとめた。
校庭の緑 鑑定します 木と仲良くなろうキャンペーン
都会の子供たちに樹木の名前を覚えてもらい、もっと緑と親しんでもらおうと財団法人サンワみどり基金(理事長・渡辺忠雄三和銀行名誉会長)が二十六日から大阪市東住吉区東長居町。長居植物園内の市立自然史博物館で「樹木の正しい名前を鑑定する会」を開いた。
プレートをつけて木の名前覚えよう
「『サンワみどり基金』の呼びかけ 小学校から申込み続々」
学校にある樹木の名前を覚えよう―財団法人サンワみどり基金(千代田区大手町一の一の一、三和銀行内)は、東京と大阪の小学校を対象に、樹木の名前と特徴などを書いたプレート=写真=を贈る運動を始めた。
トップインタビュー 緑に名前をつけよう運動展開―緑を愛する精神風土の向揚に・理論より実践行動が肝心
〝緑に名前をつけよう運動〟を展開して植物との対話の場をつくり、日本でもアーボリータムの制度をつくっていかなければならないと強調する(株)アボック社の毛藤圀彦社長は植物を愛し、緑を守るために情熱を燃やす青年紳士。そこで緑に対する同社長の執念と考え方を聞いてみた。
岩手公園の樹木に名札 掛け声だけではダメ―盛岡毛藤さんさっそく寄贈
樹木に名札をつけて欲しい―と市民の間から要望が出されて久しい盛岡市内丸の岩手公園に、市内の篤志家の寄贈でやっと樹名表示板が設置され、同公園を訪れる人たちから「子供の理科の勉強にも役立つ」と喜ばれている。樹名表示板を 寄贈したのは、同市加賀野一丁目の会社顧問毛藤勤治さん(六七)。
バリエーションも充実 植物などの表示・解説板 アボックラベルが普及
自然の豊かさを身近なものにと一役買う植物などの表示・解説板「アボックラベル」が、丸幸共和商事 (札幌市南区澄川一ノ一ノ三ノ一○、登幸二社長)を通じて道内の公園・緑化施設で順調に実績を伸ばしている。このほど筆字体の新製品も加わり、バリエーションを充実させた。
“緑を守る”姿勢
東京の、さる区立小学校の春季運動会に植物好きの父親が出かけた。校庭の片隅にコナラの木を認めて近づいたその父親は目を丸くして絶句した―「ぞうき(雑木)」なる標識がぶら下がっていたからである。
これがケヤキです 仙台市が街路樹に名札
木の名前を覚えましょうーと仙台市は十日午後、定禅寺通のケヤキ、広瀬通のイチョウなど市内七ヶ所の街路樹九種類、百三十本の樹木にラベルを取り付けた。環境行事の一つ。同市には十三種類、約一万本の街路樹があり「杜(もり)の都の名に恥じないように」と市民に緑を提供している。
樹名ブレートで緑に親しもう
「樹名プレートあげます」
財団法人サンワみどり基金(東京・三和銀行本社内)が、県内の中学校に、身の回りの緑に親しみ、関心を持ってもらおうと、「樹名プレート」を用意している。
※下記は一部です。名称は当時のものです。
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