年代不明 6月11日 河北新報
木の名前を覚えましょうーと仙台市は十日午後、定禅寺通のケヤキ、広瀬通のイチョウなど市内七ヶ所の街路樹九種類、百三十本の樹木にラベルを取り付けた。環境行事の一つ。
同市には十三種類、約一万本の街路樹があり「杜(もり)の都の名に恥じないように」と市民に緑を提供している。しかし街路樹の名前について市民から問い合わせも多く、このため同市公園協会(理事長・長野市長)は「みんなで名前を覚え、いつまでも大事にしましょう」と名前を書いたラベルを寄贈、この日の取り付けとなった。ラベルはプラスチック製、縦八センチ、横十二センチで白地に黒で木の名称、科名、分布地域が記入されている。
同日午後一時半、市緑地課の職員八人は定禅寺通の一番町角のケヤキから取り付けスタート。「いたずらされないように、あまり高い所だと目につきにくいし…」と苦心したが、約二メートルの高さの枝分かれした個所に取り付けた。
市緑地課では今後、残りの種類の樹木やカンツバキなどのかん木類にもラベルを取り付ける予定。
[写真:樹木の名前を覚えよう――とラベルを取り付ける]
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