公共サイン納品実績全国3.5万件・植物名ラベル納品実績全国500万枚。Abocは『環境サイン®』・樹名板のトップブランドです

公共緑地サインと樹名板のパイオニアメーカー 0467-45-5110 お見積・カタログ請求も 平日8:30-17:00

第三章 葉の不思議

第四七話 巨大草のはなし

傘にして雨をしのぐ

草の生長期は一年が勝負ですが、木は多年にわたります


木は多年にわたり、丈が高く生長する。ところが草は長くても1年が勝負。これから紹介する種類は、生長期の春から夏にかけて一挙に伸長する巨大草、ジャイアント・グラスだ。

かつて、スイスのシャンペ高山植物園を訪れたとき、高さ4m前後に達した巨大草の一種を見ることができた。

ロシア南部に近いコーカサス産のハナウド(ヘラクレウム・マンテガジアーナム)で、実物と標本がそろっていた。学名はヘラクレウム。古代ローマの植物学者プリニウスが、あまりの壮大さにギリシャ神話の英雄ヘラクレスにちなんで命名した。

日本にも、古くから知られた巨大草がある。北海道・東北地方に見られるアキタブキで、普通のフキと違って高さが2m以上になる。

280年ほど前の書物『和漢三才図会』に津軽産のアキタブキが紹介されている。「葉の直径3~4尺になり傘にして暴雨を防ぐ。南方の人これを聞いて信ぜず」と記している。筆者も少年のころ、学徒動員で北海道にいた時、傘代わりにして雨をしのいだ思い出がある。いずれも短期で巨大に生長するのが驚きとも言えよう。

メキシコ産のツリーダリアは高さ5m前後になる。10本もあるとダリアの林だ。都会の一角をダリアやヒマワリの林で演出するのも都市景観の一つとなろう。

このほかコウショクキ、西洋ダンチク、タチアオイ、シオン、ハゲイトウ、ビロードモウズイカなど巨大草はたくさんある。これらを植物園や公園でも展示植栽すると有意義だろう。

書籍詳細

ネイチャーコンテンツのご相談メニュー

営業日カレンダー
Calendar Loading

=休業日

土曜・日曜・祝日・GW休暇・夏季休暇・冬季休暇(年末年始)

  • (一社)日本公園施設業協会会員
  • SP・SPL表示認定企業
  • ISO9001認証取得企業
SPマーク SPLマーク ISO9001 認証取得ロゴ

アボック社は(一社)日本公園施設業協会の審査を経て「公園施設/遊具の安全に関する規準JPFA-SP-S:2024 」に準拠した安全な公園施設の設計・製造・販売・施工・点検・修繕を行う企業として認定されています。

自然学習と安全防災 まちづくり提案
For the happiness of the next generations