樹の本
樹と仲よしになる
脇坂 誠 総監修・執筆 / 小林義雄 監修・写真 / 泉 宏昌 執筆 / 金井弘夫 分布図 / 豊田武司・福田トシオ・荒井 力 樹形・地図作画 / (財)三菱UFJ環境財団 発行
「サンワシリーズ」を世に広めた話題の第一作。日本で普通に見られる樹木を写真付きでやさしく解説。「幹立ち」「株立ち」「つる」「針葉樹」などの木姿や葉形から木を見分ける。監修者のこの知見は、当時の植物・造園・園芸関係者を驚かせた。新聞紹介後1週間で数万部の申込みが殺到。ラベルと共に東京都・大阪府の小学校に寄贈され発行元の財団の主な事業ともなった。新分類体系への準拠などをふまえた全面見直しにより増補改訂新版となっている。
[1980/10/15]続・樹の本
街と庭を緑にする
本間 啓 総監修・執筆 / 坂嵜信之 監修・執筆 / 川上幸男・北沢清 執筆 / 金井弘夫 分布図/豊田武司 樹形 / (財)三菱UFJ環境財団 発行
第一作で収容しきれなかった木々を集めたシリーズ第二作。『樹の本』に全国の公園や庭木の主要樹種を加えたきわめて実用的なポケットブック。『樹の本・続樹の本』と愛称され特に造園界や園芸関係者に広く知られるようになる。樹種の特性や用途植栽からも目的の木が選べるユニークな構成とした。監修者本間啓博士(当時東京農業大学造園学科主任教授、元建設省都市局公園緑地課都市緑地対策室長)の意欲的な普及書となった。
「今かりに、あなたが自分と最もかかわりの深い場所に樹を植えたいと考えている、とします。わたくしはこのすばらしい計画をぜひとも成功させたいものだ、と思います。」(序章より)
[1983/10/--]野草の本
四季に遊ぶ
佐竹義輔 総監修 / 菅野邦夫 監修・執筆 / 深津 正 語源・漢字名監修 / 山川散歩・小林純子・稲垣典年・川村カウ・橘 郁・中池敏之 執筆 / 金井弘夫 分布図 / (財)三菱UFJ環境財団 発行
「雑草なんて呼ぶ草はない」。仙台野草園かんの邦夫園長、牧野植物同好会の全面協力によるシリーズ第三作。土手や原っぱ、散歩道、田んぼのふち、 野山や林のかげで花たちと出会うための本とした。
「華やかに飾る花よりも野辺に咲く小さな花が好き、というあなたに贈る。よく日のあたる散歩道、いろんな思い出のつまった土手や原っぱ、田んぼのふち、野山や林のかげ、ここそこでいろんな名前の花たちと会える。そして、リュックを背負って、たまにはもうちょっと遠出した時、旅した時。あなただけの小さな観察会。成功を祈ります。」(序章より)
[1987/10/--]花の本
花と友だちになる
川上幸男 総監修・執筆 / 奥 峰子 監修・執筆 / 上田善弘・田口尚子 編集・執筆 / 坂嵜信之・小林純子・成生裕恵・是月アンナ 編集協力 / (財)三菱UFJ環境財団 発行
球根植物から宿根草まで。ヨーロッパやアメリカでも人気の新しい花いっぱいの庭の楽しみ方をテーマごとにまとめたシリーズ第四作。特に花文化やハーブガーデン特集ページは必見。1990年国際花と緑の博覧会の記念企画出版。
「見る花にふと話しかければ、そのまま気持ちが通じてしまう。そしたらもうただの花じゃなくなる。よくがんばってるなと誉めたくなる。とてもきれいだなと告げたくなる。どんな名前かと聞きたくなる。――その花が好きになってしまうと、こんどはいつでも話ができる。」(序章より)
[1990/03/--]高山植物の本
山の花々を知る
大場達之 総監修・企画・編集・執筆・図版・写真 / 成生裕恵 編集協力 / (財)三菱UFJ環境財団 発行
日本各地の亜高山~高山帯で植物観察をするためのシリーズ第五作。高い山々に普通に咲く509種類の草花を主に、シダ類や針葉樹類も加えた。高い山の植物が きびしい環境条件とどう結びついているのかもやさしく解説した。
[1992/03/--]関連情報(『樹の本』シリーズ 全5巻 紹介/山野、庭、公園の樹と仲よしになるためのポケットバイブル)