今、植物群落が危ない! 100名を超える環境庁傘下の研究家の調査により全国7,492件の《植物群落》をリストアップした世界初の試み。「保護上重要な植物種および植物群落研究会委員会」が調査データに基づき最も緊急な群落を「県別・ランク別」に選定。発刊まで10年、日本の植物群落保護への提言をまとめた本書は自然調査・開発分野の必携書となった。
再販なし
環境庁植物群落分科会 編著
B5判 / 1,515頁 / 定価20,953円(本体19,048+税)/ ISBN4-900358-39-8
[1996/04/15]できました世界初の試み 『植物群落レッドデータ・ブック』
身近な自然も大切に保護の必要性・緊急性を4段階に分類
日本自然保護協会と世界自然保護基金日本委員会がこのほど、『植物群落レッドデータ・ブック』を発行しました。全国から約七千五百件の植物群落をリストアップした、世界でも初めての試みです。
『植物群落レッドデータブック』
152件の植物群落が危機
自然保護団体らが全国調査 「人の踏みつけ」「盗伐」など原因
保護が必要な植物群落は約七千五百件、うち百五十二件は壊滅状態――。日本自然保護協会(沼田真会長)と世界自然保護基金日本委員会(羽倉信也会長)は二十二日までに、全国の貴重な群落を網羅した報告書「植物レッド・データ・ブック」をまとめた。
植物群落 152件が壊滅状態
研究者ら全国調査 踏みつけ・盗伐などで
保護が必要な植物群落は約七千五百件、うち百五十二件は壊滅状態――。日本自然保護協会(沼田真会長)と世界自然保護基金日本委員会(羽倉信也会長)は二十二日までに、全国の貴重な群落を網羅した報告書「植物レッド・データ・ブック」をまとめた。
植物の悲鳴聞こえますか? 保全措置が必要
「レッドデータ・ブック」警告
尾瀬のように複数の植物群落が集まった「群落複合」で約7割、均一な植物が生息する「単一群落」でも半数以上の植物群落で、何らかの保全措置が必要になっていることが22日、日本自然保護協会と世界自然保護基金日本委員会の調査で分かった。