国土地理院1/25,000地形図から全地名38万余件の読みと漢字 ・位置を収録したわが国最大級の地図地名資料。自然科学・博物学・文学・統計等の広い分野で活用されている。予約第一号は作家松本清張氏。(のちに本書推薦人)
再販なし
《1996年第30回吉川英治文化賞受賞作品》
元・国立科学博物館 金井弘夫 編
B5変型判 / 7,389頁 / 定価162,381円(本体147,619+税)/ ISBN4-900358-31-2
新・日本地名索引 金井弘夫著
「2万5千分の1地形図地名・38万余件完全収録」と本書の箱にうたってあるとおりの大冊である。集落名や山川の名など、ほとんどの地名が入っている。コンピュータで出力された地名と地図名・市町村名・位置データが収録してある。第1巻『五十音篇』が本体で、第2、3巻『漢字篇』は専門用語でいう KLIC (Key Letter In Context) である。
『新日本地名索引・全三巻』の編者 金井弘夫氏に聞く
総地名数約三八万件を位置づける 博物学全般にわたる基礎資料としても有効
日本全国を四四二二枚でカバーする国土地理院発行のニ万五千分の一の地形図をご存知だろう。この地形図上に書き込まれている地名約三十八万件を全部捨い、その位置を経緯度で示すという膨大な計算の上に、完成された索引を編集したのが、国立料学博物館の植物科学研究部部長の金井弘夫氏である。
植物地理学の研究を発端に集められた日本中の地名
国立科学博物館・植物研究部長金井弘夫博士は、一三年前に『日本地名索引』上、下(アボック社)を刊行した。それは二○万分の一の地勢図上の全地名を拾い、経緯度の座標で位置を示したものであった。当時の多くの推薦文を見ても、いかに広汎な方面から期待されていたかがわかる。
金井弘夫:新日本地名索引 全3巻
本書は現在発行されている国土地理院2万5千分の1地形図に含まれている全ての地名とその位置を緯度と経度で示した索引である。新日本地名索引という題名から本書が金井さんの前書日本地名索引の改訂版のような印象を受けるかもしれないが、それとは異なる全く新しい本である。
「新日本地名索引」(全3巻)
本書は、2万5千分の1地形図の全地名の索引で、日本最大の地名索引である(以下『索引』と呼ぶ)。38万件という膨大な地名を収める。これを独力で完成された熱意と技術は敬服に値する。 1. 実用:個々の地名の検索 そもそもは著者金井氏の専門分野、植物学の標本採集地の検索のために企画されたという。コンピュータを駆使したために、以前なら考えられない短い年数で完成できた。コンピュータ出力がそのまま版下になっている。
385,000の地名と場所 すぐわかる 植物学者が大地名索引
なかったから自分で作った 本業の研究に必要
「人の群れない所が好きなんです」と金井弘夫さんは自分を分析する。植物分布や由来を調べる分野も、遺伝子を解析するといった新しい分野に比べて地味で少数派だが、むしろそれが気に入っている。研究の初めから地図と格闘してきた。
数えたり!日本の地名38万
◇植物地理学の一助に「索引」を集大成◇ まず地図4千枚用意
私が数えた日本の地名は三十八万四千九百五十九件である。二万五千分の一の地形図を北海道から沖縄まであわせて四千四百二十二枚用意し、そこに載った地名をしらみつぶしに拾い上げた結果である。
生物地理・民族・歴史・言語・地名・姓氏 博物学分野 “最高の基礎資料”
<鬼神> およそ、ひとりの人間のなした仕事とは思われない。鬼神の手がくわわったか、じしんが鬼か。なんとも物凄い成果が目の前にある。列島全域の地名が集められている。字(あざ)名までふくめて約三十八万五千。県名・市町村名だけでなく、緯度・経度も記される。
New Index Gazetteer of Japan (3 volumes) by Hiroo KANAI
All place names, 384,959 in total, in 1 : 25,000 maps of Japan are listed with longitude and latitude.
They are arranged in the order of Japanese rendering (Kana) in volume 1,
and in the order of Chinese ideograph(Kanji)in `Key Letter In Context' style in volumes 2 and 3. (in Japanese)
(sold out)