1998年10月27日 中日新聞
磐田農業高同窓会ブラジルの植物 演題に
磐田市の県立磐田農業校同窓会(鈴木和可会頭)は一日午後一時半から、小笠町名誉町民で植物学者、橋本梧郎さんの講演会を磐田商工会議所三階大ホールで開催する。橋本さんはブラジル植物学界の第一人者。演題は「ブラジルの植物に魅せられて六十有余年」。聴講無料。
橋本さんは小笠町出身。掛川中学(現在の掛川西高)を卒業し、昭和九年に二十一歳でブラジルに移住。サンパウロ市の農業学校を卒業後、日本語学校校長や日系の自然科学研究所生物学部長などを務め、セッテ・ケーダス博物館(日系人博物館)を創設、初代館長に。サンパウロ市博物研究会標本館長なども歴任し、現在は橋本記念標本館の館長。「ブラジルの動植物分類表」「ブラジル産業用植物事典」など多数の著書がある。一九九〇年には日本政府から勲五等双光旭日章を受章している。
問い合わせは、県中遠農林事務所経営指導課内の武田賢一さんまたは磐田農高事務へ。
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