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植物学者 橋本さん石川知事を表敬訪問

小笠郡小笠町出身でブラジル在住の植物学者、橋本梧郎さん（八五）がが二十二日、県庁に石川嘉延知事を表敬訪問した。

橋本さんは昭和九年にブラジルに渡った。植物学に専念し、アマゾンでの植物標本は一万種・十五万点に達して研究成果がDNA分析や新薬開発などの観点から世界的な評価を得ている。昨年、サンパウロ市に橋本さんが採取した植物標本を所蔵した標本館が完成している。

石川知事が「十五万点にも及ぶ標本は、これからの人類にとっての財産」とたたえたのに対し、橋本さんは「標本館への収容はできたが、いかに活用していくかはこれからの課題」と意欲を見せた。

橋本さんは今月十一日に小笠町で開かれた名誉町民顕彰式などに出席するために来日した。

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[写真：石川知事と植物談議を交わす橋本さん（中）＝県庁]

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