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橋本さんの薬用植物事典 陛下のお目にとまる

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1996年7月29日 パウリスタ新聞(JOURNAL PAULISTA)

労作の完成をお喜び 八木侍従次長から礼状届く

六月末に出版記念会を終えた「プラジル産薬用植物事典」の著者である橋本梧郎さん(八三)がこのほど、宮内庁の八木貞二侍従次長から一通の礼状を受け取った。これは橋本さんが出版を記念して天皇陛下に同事典をお贈りしたことが始まり。「思いがけない温かいお言葉を頂戴し、とても博しい」と話す様本さんに今回の著書ご進呈に至るまでのいきさつを聞いた。

橋本さんが初めて天皇皇后両陛下にお目にかかったのは一九六七年五月当時の天皇陛下ののご名代として親善訪問のためにご来伯した時。橋本さんはこの時、同訪伯歓迎委員会の委員長であった故宮坂国人さんと共に両殿下の宿泊先であった…(※注:テキスト表記不明)パラセ・ホテルの部屋で、四十分間にわたって約五十点に及んだ献上品を目録にそって一つ一つご説明している。その後一九七八年、日本移民七十年祭の時に皇太子ご夫妻は再びご来伯。橋本さんは当時、パラナ州の公務員として同州ローランジアのパラナ開拓農業博物館の館長を務めており、来館された両陛下をご案内した。この両陛下のご来伯の関係で当時、侍従であった八木氏とも数回にわたって会っており、また、八木侍従が橋本さんと同じ静岡県出身ということも加わって話をする機会もあった。

この時、八木侍従から「ぜひ訪日した際には皇太子殿下とお会いになっては…」という言葉をもらっていた橋本さんは一九八〇年、四十六年ぶりに訪れた日本で八木侍従に連絡。同年五月八日に皇太子殿下(現・天皇陛下)と東宮御所でお会いした。コの字型のソファがあり、そこに皇太子殿下と向かい合って座った橋本さんの横には八木侍従がいた。

橋本さんはこの時、一九七八年に農林省から発行した「ブラジルの果実 」の原稿料を充て、日本の北から南まで植物館や博物館、農業試験場などを視察する目的で訪日。会見の時には視察目的の訪日についての話から、まだ記憶も新しい皇太子殿下のご来伯の際の思い出話など話題は尽きなかったようだ。橋本さんが今でも一番印象に残っているのは、沖縄訪問の予定をお話すると皇太子殿下が、すぐに八木侍従に沖縄海洋記念公園の理事長である本間氏に連絡を入れるようにご指示なさったことだそうだ。また「次々にご質問されるのでこちらはボヤボヤできませんでした。ブラジルのことから私のことまで、本当によく勉強をされていらっしゃるのだな、と驚きました」と一時間に及んだ会見の思い出を振り返る。

こうした縁から橋本さんは今月初め、ライフワークである二千百八十頁、三キロ二百グラムの超大の事典を発行元アボック社を通じて天皇陛下にお贈りした。「本をお贈りしたまま、何も考えていなかった時に天皇陛下がお喜びになっていらっしゃると書かれた八木侍従次長からの手紙を受け取り、大変感激いたしました」と語る橋本さん。

手紙には「陛下はこのような大きなご労作の完成を大層およろこびになって、よろしくお礼をとの仰せがございましたので、ここにお伝え申し上げます」とあり、さらに八木侍従次長が七八年、両殿下の立場でご来伯した両陛下のお供として、ブラジル各地を訪問した際に多くの日系人の活躍ぶりを見て感銘を受けたこと、当時の思い出を懐かしく思い起こしていることなどが書かれていたようだ。


[写真:「ブラジル産薬用植物事典」を持つ橋本さん]


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