1993年(平成5年)3月25日(木曜日) 盛岡タイムス
ライラックの木をせん定
盛岡緑化研究会
盛岡市加賀野一丁目地内の通称・ライラック通りの市道でこのほど、盛岡緑化研究会(毛藤勤治会長)の会員六人が参加してライラックの木の春のせん定が行われた。
ライラック通りは同市加賀野一丁目地内の川留稲荷神社前から岩大附属小学校北側に至るまでの市道で、付近に住む毛藤会長と橋本昌幸顧問の提案で、盛岡市公園緑地課が「花と緑の歩行者空間」造りの一環として、平成三年にオランダから輸入した苗木百本を植えた。
緑化研究会の会員によるせん定は今年で二回目。
せん定は、ひこばえを刈り取り、大人の胸の高さまでの枝を整理して、子供が歩道から出て車道を横切る姿が事前にドライバーの目につきやすいように、花芽を残して切り取った。
加賀野一丁目のライラックは五種類あり、花も濃い紅紫色、紅紫色、白の八重咲き、ピンク、紅の八重咲きと、バラエティ豊富。
五月ごろから六月にかけて円すい形の房状の花が咲くライラックは、花の季節になると辺りに良い香りを振りまき、通り過ぎる市民をよい気分にさせる。
毛藤会長の話によると、現在、高さ二、三メートルのライラックの木は将来は三メートル強の高さになり、木の下を通る人の姿は見渡せるが、通る人の上には涼しい日陰をつくるようになるという。
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