1992年(平成4年)12月12日(土曜日) 盛岡タイムス
盛岡市の研究会
会報発行し情報交換 ― 市民にも役立つと好評 ―
盛岡市内や岩手の身近な環境緑化に草の根から取り組んでいる緑化研究会(毛藤勤治会長)は毎年三回ずつ会報を発行し、緑化に関する身近な情報を会員同士で交換し合っている。手作り編集の素朴さと、会員たちの熱のこもった研究成果の発表で、会員以外の市民にも、役立つと好評を読んでいる。
緑化研究会の会報「花と緑」はB5判三十ページだてで、主に会員を配布対象にした六十部限定版。高橋三男編集委員長ら五人の緑化研究会会員による編集委員会で作られている。
編集委員がワープロを打ったりコピーを取るなどして編集したあと、印刷して製本される。写真ページでは、編集委員の手で焼き増しされたカラー写真が一枚ずつ会報に貼り付けられる。
九日には、盛岡市南大通一丁目の杜陵老人福祉センターに、編集委員が集まって、今月中に配布される五号の会報の仕上げが行われた。
表紙には、花巻市の高村光太郎記念館庭園にある白い花をいっぱいにつけたエゴノキのカラー写真が載せられている。
内容をみると、会員の一人が盛岡で増やした「ナンジャモンジャの木について」「雪の庭の管理と楽しみ方」など多彩。
毛藤会長は、「これからも、岩手の会報は極力ローカルの情報を大事にしていきたい」という。
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