2001年(平成13年)6月5日 花卉園芸新聞
約5000種の植物を利用目的、英名、学名、和名、俗名、日本花き取引コードで検索できる花事典として話題を呼んでいる「日本花名鑑」=写真(鎌倉市大船、アボック社、毛藤圀彦社長)の創刊記念会が5月13日、東京・南青山のNHK青山荘で盛大に開催された。
会は発刊に尽力した「千葉大学園芸学部教授・安藤敏夫氏、園芸研究家・小笠原亮氏、編集人・森弦一氏を励ます」意味もあり、編集委員、推薦機関、業界関係団体などから約110人が参加し、フラワービジネスプランナー・村田幸子さんの司会で開会となった。
日本放送出版協会編集主幹の加藤昌一氏が発起人代表として「日本花名鑑の刊行は日本における園芸の隆盛に役立つものと思っております。趣味の園芸の編集部では、花の名前が何かという質問で大騒ぎになりました。この本を読者が持ち、共通本となれば私どもも助かります。この花名鑑は画期的な本、事典ではないかと思います。仕事として花に携わる人、一般の人、環境ビジネス、研究機関でご利用いただけるすばらしい内容、世界同一レベルで仕事できるようになります。ナショナルスタンダードとしてご利用いただけると思います」とあいさつ。
また、続いて、安藤・小笠原・森の三氏が紹介され、坂本新太郎日本公園緑地協会常務理事から英国キュー王立植物園長のお祝いの言葉を添えた祝辞、日本花普及センターの西岸芳雄専務理事からも祝いの言葉が贈られ開宴。アトラクションとしてNHK交響楽団メンバーによる演奏、細谷正之画伯による安藤・小笠原・森、三氏似顔絵などで盛り上がり、刊行への期待の大きさが感じられた。
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