別名スイセンノウまたはリクニスともいわれるヨーロッパ南部原産の二年草で、茎葉にフランネルのような手ざわりの軟い綿毛を密生するのでこの名がついた。
6月から7月にかけて草丈80~100cmに枝分れし、長い花梗の頂にナデシコの花に似た径1.5cm位の紅色の花が多数咲くので花だん用によいが切花には適さない。白やピンク色の花もある。
完全二年草なので春まきして秋までに大苗に育て、越冬して翌年開花させるのが基本で、秋まきは越冬時の苗が小さいので翌翌年の開花となることが多い。
日当り、水はけよい所を好み、乾燥には強いが密植すると腐れやすいので株間は広く25~35cm位とする。こぼれ種子で周辺に苗が育つので、この苗を利用して株更新するとよい。
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