Kochia seoparis Schrad var. trichophila 〔Besen-Kochie, Cypressen-Kochie〕
キギの変種で、草丈は30~50mの一年生の矮性で斑入(ふいり)の園芸品種である。
水はけのよい日当りを選び、種子数粒づつを20cm間隔に播き、本葉が2~3枚出た頃に一本だけを残す。
葉は密生し、いつも新緑を思わせるようなすがすがしい姿を保ち、丸くこんもりとした形状に育ちつづける。大きくなるとお互が密着するようになったら第1回の刈り込みをして生垣状に形を整えてやる。つづいて第1回の1カ月後に第2回の整形をする。この方法は花壇の縁取りとしてこの植物を植えるときのやり方である。
玄関の側、生垣の根元、フェンスのブロック塀の近くに残っている狭い場所、または道路の両側、ガードレールの内側、舗装道の歩道の外側の空地では、なるべく多くの土と混ぜ合せて、うすまきすることが望ましい。
おそまきするとき(5月以降)は、播く場所から雑草を取去り、よく堀りおこしてから播かないと雑草に負けてしまう。
若芽を食用とする。種子は水漬けして殻を取り去り佃煮にしておいしくいただく。
全草を煎じて強壮、利尿の薬として用いる。
こぼれ種で猛烈に増えるので、いちど播けば絶えることはない。
花言葉:「私はあなたに打明けます」
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