(リクニス コロナリア)
酔仙翁とも書き、全株が銀色の綿毛を密生し、手ざわりがしなやかなのでフランネルソウの別名があり、ヨーロッパ南部が原産地である。岩手県の気候風土に適し、昔から家庭の花壇や庭園に植えられてきたが、切花としてもよいことから、最近見直されてきた。
永年草だが植え場所が悪いため枯らして終うことが多いようだ。その原因は水はけの悪いところと日当りが悪い場所では病気が出易いことと、湿ったところでは冬に根が枯れるからである。
こぼれ種でもドンドンふえるので、つくり易い品種である。花の色はいろいろあるが、本種はピンク色の花を開く。
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