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スイートアリッサムについて [2]

(にわなずな)(アブラナ科・一年草)

花屋ではロブラリアと呼び、花色は白と淡紅紫に限られていて、草丈は15cm~20cm。十字型の小花をギッシリと咲かせ、ふくいくとした甘い香りがするので、スイート・アリッサムと名付けられました。

4月に播くと、6月には咲きはじめ、盛夏時は少し弱りますが、8月にはえ気をとりもどし、雪が降る12月まで咲きつづきます。

日当たりを好みますので、少くても半日以上は日が当たる場所を選びます。

南向きの玄関前や日のよく当たる空地や道路わき、生垣やブロック塀などの根元、駐車場の囲りの日当たりのよい所など、さがせば、いくらでも、良い場所が見つかります。

4月に上旬が種の播き時で、発砲スチロールの小箱によく砕いた播き土を入れ、なるべく薄く播きますが、種子が小さいので、細い土に混ぜて増量してから播き、軽く手でたたいて、種子を落ちつかせてから、水をやります。

晴天が続くときは、新聞紙で被いをかけますが、かけっ放しにしておくと、もやしになって駄目にしてしまいます。スイート・アリッサムは16℃で3~4日後に発芽をはじめます。

過湿にならぬ程度に水をやったら、本葉が3~4枚になるのを待って、予め用意した植え場所に移植します。

明日は雨に間違いがない日の夕ぐれに、なるべく細根を多くつけて、ていねいに移植します。移植の間かくは10~15cmにします。

移植のコツは、苗床にも、種植する場所にもタップリと水をやることです。この水やりは移植時の2~3時間前とします。このような移植は殆んどの植物に向くので、花づくりには欠かせない基本技術です。

病気に強いが、ハクサイなどにつく黒い虫がつきますので、捕殺します。

一度、育った所には、こぼれ種で毎年、自然に増えます。採種は9月下旬から1週間おきに、11月末頃まで続けます。

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