Rudbekia hirta nutt. 'Gloriosa Daisy' (キク科)
Rudbekia…スエーデンの植物学者Rudbeck父子の名に因む。 hirta…短剛毛の Daisy…フランスギク、マーガレット、ヒナギクなどの総称の俗名。
- 母種:Rudbekia histo Nutt=アラゲハンゴンソウ(多年草)
原産…北米(東部ロッキー山脈~ニューファンドランド)- グロリオーサ・デージー:アラゲハンゴンソウの4倍体の品種で宿根性。1958年オランダ王立園芸協特賞。
(1)Golden Flame…わい性一重大輪。黄橙色。
(2)Mahogany Flame…褐赤色。わい性多花。
(3)Gloriosa Golden Daisy…各色の一重、八重が出る。- グロリオーサ・ゴールデン・デージーの性状
草丈70~90㎝。茎葉に全面短剛毛が粗生。病害虫が少ない。花期は夏から秋まで咲き続ける。種子は黒色小粒で、こぼれ種でよくふえる。
秋種苗は翌年の初夏に、春播苗は初秋から咲きはじめる。土壌の加里成分とナトリューム成分の量で花の色に差が見られる。日蔭では生育が劣る。- グロリオーサ・ゴールデン・デージーの利用
特異な花色なので混植や配合は好ましくない。むしろ、この花だけの群植地を設けるのがよい。 住宅の一辺、学校などのボーダー花壇や芝生の一角に植えて美しい。古い大株は秋に株分けし、良い花形や花色のものをそろえて植えると効果的である。
【付】 Gloriosusは、ラテン語で立派な、美しい、英語では栄光に輝くという意味がある。
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