キヌガサギクの4倍体の園芸品種で、1958年にオランダ王立園芸協会賞をもらった大輪咲きの品種です。草丈は70~80cm位。花の色は黄色、黄橙色、黄褐色とさまざま。いずれも花弁の根元は黒褐色で明るく豪華な感じを受けます。ただ、株によって一重咲き、八重咲き、乱れ咲きなどが出ますし、なかには花弁の細いもの、花弁が下に垂れるもの、赤茶けたものなども出てきますので、最初の花を見て自分の好みに合わないものは、もったいないと思わないでドンドン引き抜いて棄てます。自分の好みに合った株は翌春に根分をして増やします。花期は7月から9月末までですが、特殊な花を咲かせるので他の花と混植させずに群生させると一層美しさを増します。湿った所や、陽の当たらない場所では草丈が伸び過ぎますので、日当りのよい場所を選びます。道路ぎわや入口から玄関までの間、またはフェンスの内側などにできるだけ広い幅で作るようにおすすめします。
種は沢山とれますし、こぼれ種でも増えますが、種を播くのは4月はじめがよく、細かい土とよく混ぜて増量にして均等に播き、手で軽くたたいてから水をやります。病害虫に強く作り易い草花です。
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