3月22日 週刊宝石
近ごろ、近所からめっきり縁が少なくなったという声がよく聞かれるようになった。
緑を復活させようという運動をするのもいいが、まず樹を再認識することが先決ではなかろうか。そのために本書は最適といえる。
古くはアメリカのインディアンがカヌーを作るのに用い、日本でもつい最近まで街路樹の中に見られた北米産の巨木「ユリノキ」だが、いまでは世界各地で姿を消し始めている。
「花と緑の博覧会」も開催され、環境問題がクローズアップされている今日、もう一度身近な自然を再認識したい。豊富な写真も目に心地よい。
〔採録・Aboc Works〕カテゴリリンク