鎌倉のNPO法人 情報提供サイト開設
散策しながら、その場で植物を調べられる―。携帯電話サイトを使った植物の情報提供を、鎌倉市内の企業と特定非営利活動法人(NPO法人)が始めた。掲示板にカメラ付き携帯で撮影したものを送信すると花の情報が入手できたり、花の名前を入力することで画像を提供されたりと、草花好きには便利なサイトだ。NPO法人では「いつでもどこでも情報が手に入る、小さな植物大図鑑です」とアピールしている。
このサイトは名付けて「はなせんせ」。ともに鎌倉市内に拠点を置く、植物関係の案内板製作や出版を手がける「アボック社」と、植物学の専門家などが所属するNPO法人「栽培植物分類名称研究所」が協力して開設した。
利用者は撮影した画像をサイトの掲示板に送信。利用者同士でその花についての情報を提供しあう。研究所の会員も利用者に加わっており、正確で迅速な情報交換を手助けする。また、花の名前(一部でも可)を入力することで、アボック社の持つ二万種類に及ぶ植物の情報にアクセスでき、画像を入手することもできる。
登録料、利用料ともに無料。二十一日に開設したばかりだが、すでに利用登録は五百人を超えたという。同研究所の大場秀章理事長は「植物好きの人たちが情報を交換、共有できる、日本初のネットワークができれば」と話している。
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