平成七年の全国緑化推進運動の功労者表彰式は二十七日東京・永田町の総理官邸で行われ、盛岡市の元岩手大講師毛藤勤治さん(八六)ら二十四個人、団体が村山首相から表彰された。最高齢の毛藤さんが受賞者を代表して「これからもボランティアの協力を得て、緑豊かな社会づくりに取り組むことを誓います」と謝辞を述べた。
表彰式には村山首相のほか大河原農水省ら六人の閣僚も出席した。今年の受賞者は個人が毛藤さんら四人、団体は青森県新郷村など十五と秋田県・千畑小など五つの学校。
総理大臣表彰を受けた毛藤さんは、公園木として親しまれているユリノキの研究を進め、量産した苗木五千本を県内五百校へ寄贈。学校緑化の先導的な役割を果たす一方「岩手緑化研究会」を結成するなどした。
毛藤さんは「一緒に活動したみんなと喜びを分かち合いたい」と語った。
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