「造園会の宮澤賢治 40年の大作完成 『木を選ぶ・野田坂造園樹木事典』が話題に」
著者の野田坂伸也氏は、東大で造園学を学んだ後、小岩井農牧で緑化部門の創成に尽力、45歳で野田坂緑研究所を設立し、庭園設計・工事だけでなく、自宅周辺に植物園を造り、『花林舎ガーデニング便り』を発行、岩手に根差し、イートハーブの世界を実践してきた造園界の宮澤賢治。
本書は、大きさや役割、環境、香り、花、実などからも適地適木を選べるこれまでにない事典で、樹の見せ方や使い方けなども第一線で活躍されてきた経験を基に解説。海岸での注意点などについても言及している。
掲載樹種は1612種に上り、PC/携帯の『花ペディア』カラー写真と連動。これまでの公共用緑化樹木の概念を覆し、造園をはじめ、広くみどりのあり方に一石を投じる大作、ある意味造園家にとっては“怖い本”と10月10日の発行を前に話題を集めている。
(株)アボック社刊、B5判、上製720頁。