熱帯花木、露地でも育てられます 2236種載せた専門書出版
館山市の尾崎さん共著 栽培方法など詳しさ"世界一"ガーデニングがブームの中、露地で栽培可能な熱帯花木のバイブルともいえるマニュアル本が出版された。 「日本で育つ熱帯花木植栽事典」(アボック社)で、カラー写真や栽培法の詳細を載せた「世界でもっとも詳しい」(園芸関係者)本という。館山市犬石の有限会社エクゾティック・プランツの代表取締役、尾崎章氏が共同執筆に名を連ねている。
事典はB5判一千二百二十四ページ、上装困入り。熱帯花木が露地栽培可能な二十八都府県を対象に、その栽培方法や、ガーデニング技術をまとめた専門書。
世界の熱帯から亜熱帯でみられる二百九十四属二千二百三十六種を取り上げ、一千七百六十一枚のカラー印刷、三百枚以上のモノクロ図を載せた「世界最詳」(復元)の園芸バイブルともいえる出来。
主執は日本植物園芸協会名誉会員の坂嵜信之氏で、共著は尾崎さん含め六人、尾崎さんは全ページの一割ほどを執筆、千葉県を含む「キョウチクトウゾーン」を担当した。写真も手がけ、ポジカラーで美しい写真を提供した。
「執筆から十五年かけた力作。製作費も一億円かけたと聞いています」と尾崎さん。