ヴィーチ賞(英国王立園芸協会)を最年少で受賞したナチュラリスト「世界のオギス」。幻の植物といわれたコウシンバラやヘレボルス・チベタヌスなど東アジアのフィールドワークで100種類以上の新種を発見する。15,000種類を同定し30万キロを超える中国踏査で出会った数々の植物記を集大成した圧巻の書に仕上がった。世界初公開を含む貴重写真350点も収載。英国王立園芸協会副会長 ロイ・ランカスター氏に序文と、随所で大幅かつ詳細な加筆をいただいた。
荻巣樹徳 著
英国王立園芸協会副会長ロイ・ランカスター 序文
B5判 / 上製 / 392頁/ 定価10,476円(本体9,524+税)/ ISBN978-4-900358-63-8 /
「幻の植物」を求めて/荻巣樹徳(『幻の植物を追って』著者 ) vs. ビートたけし 達人対談
植物探検の達人 荻巣樹徳(東方植物文化研究所主宰 ナチュラリスト) vs. ビートたけし/今回のゲストは百種以上の新種の植物を発見してきたという植物学者。家に帰らず、辺境で「幻の植物」を追うその姿勢は、おいらには想定外、全く真似できないな。
(Abocチラシ) 【推薦の言葉】 大場秀章 東京大字名誉教授 CULTA理事長
「植物好きにはたまらない本」
著者は中国四川省の峨眉山とその周辺地域を主たるフィールドとして二十数年に及ぶ植物の調査をされ、数多くの新種発見や、「幻の植物」の再発見など、植物学へ多大な貢献をされている。この地域の植物を自らの調査経験を通して伝えることのできる植物学者・ボタニカルエクスプローラーとして、著者の荻巣さんの右にでる人は、日本はおろか、世界的にもいないであろう。
(Abocチラシ) 【推薦の言葉】 金井弘夫 国立科学博物館名誉館員 CULTA理事
荻巣さんの『幻の植物を追って』が増補改訂される。前著は新聞の連載をまとめたもので、文も短く折角の見事な写真も小さくて、著者も読者も隔靴掻痒の感を否めなかった。今回は判も大きく写真も約3倍にふえて、両者ともようやく腹の虫が収まることだろう。