「寺社と花木の街を歩く」
「鎌倉にはあじさいがよく似合う」という言葉があるほど、街のそこここでみずみずしいあじさいが迎えてくれるのが鎌倉だ。
ところが、いつどこに行くのがよいかアドバイスが欲しい、あじさいについてもっと知りたい、他の花木について知りたいと思うことがあるはすで、本書はその折にそうした鎌倉を歩く人々の疑問や興味を答えてくれるはずだ。
寺社ごとの「植栽マップ」は観賞の楽しみをより素晴らしいものにする。また品種図鑑も掲載されており、あじさいに関する知識を深めることができる。
これから梅雨を迎える季節、本書を片手に鎌倉へ出かけてみてはいかがだろうか。
川島榮生 著 アボック社 B6判・192頁